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不動産売却でカーテンが重要な理由とは?内覧の印象を劇的に変える実証済みテクニック

不動産売却でカーテンが重要な理由とは?内覧の印象を劇的に変える実証済みテクニック

株式会社あおぞら不動産の高倉と申します。長年不動産売買に携わってきた経験から、今回は売主様にとって非常に重要な「内覧時のカーテン活用」についてお話しさせていただきます。
 

本記事は、実際の動画解説と業界データに基づいた実践的なカーテン活用法をご紹介します。

 

なぜ不動産売却でカーテンが注目されるのか?

 

「不動産を売却したいけど、何から始めればいいんだろう…」
 

これまで数多くの売却案件を手がけてきた中で、多くの売主様からこのような疑問をいただきます。実は「カーテン」という身近な要素が内覧時の印象を大きく左右することを、長年の経験を通じて実感しています。
 

不動産売却において、内覧時の第一印象は極めて重要です。その印象を決定づける要素の一つが「カーテン」なのです。適切なカーテンの使い方によって、お部屋の印象は大きく変わり、売却活動にも影響を与える可能性があります。
 

弊社の経験では、内覧者は数分で物件の印象を決めると言われるほど第一印象が大切で、特にリビングなど主要な部屋では「カーテンを開け放ち、照明を点けて、できるだけ開放的に見せる」ことが業界の実務慣行とされています⁽⁶⁾。

 

動画で学ぶ:実践しているカーテン活用の基本

 

弊社のYouTube動画でも解説していますが、以下のポイントが特に重要です:
 

内覧時のカーテン開閉の基本原則


売主様にいつもお伝えしている基本原則は以下の通りです:
 

日当たりや眺望が良い部屋の場合:
 

◯普段は眩しいから閉めているカーテンも、内覧時は開けておく

◯せっかくのセールスポイントを隠してしまうのはもったいない

◯カーテンを開ける際は、必ずタッセルで結んですっきりとした印象を作る
 

隣接建物が近い・プライバシーが気になる部屋の場合:
 

◯レースカーテンを閉めて適度なプライバシーを確保

◯寝室やリビングなど、用途に応じた配慮が必要
 

レースカーテンのメンテナンス:


◯黒ずみや汚れは必ず洗濯して清潔な状態に

◯売却時は特に念入りなチェックが必要
 

重要なのは、担当営業マンやホームステージャー資格保有者と相談して最適な状態を決めることです。

横浜不動産売却|内覧時のカーテン開閉の判断基準

 

ホームステージング業界の実証データ:注目の驚異的な効果

 

売却期間の劇的短縮効果


日本ホームステージング協会の『ホームステージング白書2017』による調査(168件:マンション121件、戸建47件)では、室内演出の驚異的な効果が実証されています⁽¹⁾(p.3)⁽⁵⁾:
 

売却期間の短縮効果:
 

未実施物件:平均124日

実施物件:平均40日(約3分の1に短縮)

横浜不動産売却|売却期間に対するホームステージングの影響

 

物件タイプ別の詳細:
 

戸建住宅:210日→37日(約5分の1に短縮)

マンション:88日→42日(約半分に短縮)
 

この結果は、米国のRESA(Real Estate Staging Association)による平均売却期間41日と類似しており、日本でも同様の効果が確認されています⁽¹⁾。
 

売却価格への影響


同調査では、ホームステージング実施後の価格面での効果も確認されています⁽¹⁾(p.4):
 

販売額アップ:平均約23万円(査定額比0.5%増)

平均査定額4,500万円の物件群での結果

価格下落を抑制する効果も示唆
 

海外データでは、さらに顕著な効果が報告されています:
 

米国不動産業者協会(NAR)2023年調査:6〜10%の価格上昇が14%の回答層で報告⁽⁴⁾(p.15)
 

Web閲覧数・内覧者数への影響


特に注目している効果として、ホームステージング実施物件では以下の効果も報告されています⁽¹⁾:
 

Web上での物件閲覧数が増加:77.8%(大幅増20.4%+少し増57.4%)

問い合わせ数の増加:77.8%(大幅増16.7%+少し増61.1%)

内覧者数の増加:79.2%(大幅増11.3%+少し増67.9%)

値下げ交渉を避けやすい環境の創出
 

カーテンが空間印象に与える科学的影響

 

明るさと心理的効果の関係


板硝子協会のレポート(2016年)によると、自然光の有無は人間の心理に大きな影響を与えることが確認されています⁽²⁾:
 

自然光がない環境の印象:
 

◯換気不十分

◯陰鬱で閉塞的

◯ストレス増加・生産性低下
 

明るい環境の効果:
 

清潔感・開放感の演出

ポジティブな感情や希望感の増大

購買意欲の向上
 

心理学的実験では、十分な自然光のある空間ではポジティブな感情や生産性が高まり、逆に窓のない閉鎖空間ではストレスが増加することが実証されています⁽²⁾。
 

実感しているカーテンの色が与える空間への影響


実務経験と、インテリアコーディネーターの専門知識によると、カーテンの色選びは空間の見え方に大きく影響します⁽⁸⁾⁽⁹⁾:
 

お勧めする部屋を広く見せる色選び:
 

壁の色に近い淡い色:壁面と一体化して面積を大きく見せる

寒色系(淡いブルーなど):広がりと爽やかさを演出

膨張色(白・アイボリー・ライトグレー):空間の広がり感を強調
 

避けることをお勧めする色:
 

壁とのコントラストが強い色:窓の境界がはっきりして圧迫感

収縮色(濃いネイビー・黒):空間を引き締め狭く見せる

大柄の模様:視覚的な圧迫感を生成
 

ホームステージングでの実践例: ニュートラルカラー(ベージュ・グレー)が好まれるのは、万人受けしつつ安心感を与え、部屋を広く見せる効果があるためです。

横浜不動産売却|売却時のカーテン色選び:空間を広く見せる色彩心理学

 

素材選びが演出する雰囲気


これまでの経験では、カーテンの素材による質感の違いも重要な要素です:
 

天然素材(綿・リネン):
 

◯柔らかい自然光を通す

◯ナチュラルで温かみのある雰囲気

◯ファミリー向け物件に適している
 

合成繊維(ポリエステル):
 

◯光沢があり、シワになりにくい

◯モダンでシャープな印象

◯豪華さやきっちり感を演出

 

物件タイプ別カーテン戦略の実践法

 

マンションでの戦略


マンション売却でお勧めしている戦略は以下の通りです:
 

低層階の場合:
 

◯プライバシーと明るさのバランスが重要

◯二重レースカーテンでプライバシー確保

◯外からの視線を考慮した演出
 

高層階の場合:
 

眺望を最大限活用

◯カーテンは全開にして開放感を演出

◯景色が見える時間帯での内覧が効果的
 

戸建住宅での戦略


戸建住宅でお勧めしている戦略は以下の通りです:
 

外観との調和:
 

◯庭や外構との一体感を意識

◯特にリビングは外から見える印象も重要

◯周辺環境に配慮したカーテン選び
 

各部屋の特性を活かす:
 

◯日当たりの良い部屋は積極的にアピール

◯北向きの部屋は明るいカーテンで印象改善

◯部屋ごとの用途に応じたカーテン選択

横浜不動産売却|物件タイプ別カーテン戦略:内覧で差をつける実践法

 

費用対効果を最大化するカーテン投資戦略

 

ホームステージング全体の費用相場


参考にしている日本ホームステージング協会の調査によると⁽¹⁾(p.4-5):
 

平均費用:約18万円

費用レンジ:5万~40万円

最多価格帯:15~20万円

最大費用:300万円(大型物件の場合)
 

お勧めするカーテン交換の投資判断基準


低コスト投資(1〜3万円):
 

◯既製品でも適切な色・素材選択で効果あり

◯白やベージュのシンプルデザインが効果的

◯主要な部屋のみの部分的交換も有効
 

中コスト投資(3〜7万円):
 

◯オーダーカーテンでサイズ感を向上

◯リビング・主寝室など重要な部屋を重点的に

◯採寸の正確性がポイント
 

投資をお勧めする物件の特徴:
 

◯築年数が経過し、カーテンが著しく古い

◯日当たりや眺望に課題がある

◯内覧申し込みが少ない

◯競合物件が多い立地
 

ROI(投資収益率)の考え方


いつも売主様にお伝えしているのは、専門家の指摘では、「売れ残って値下げ100万円単位になるくらいなら、20万円の演出費用は決して高くない」とされています⁽²⁾。実際、競合物件がある場合、ホームステージングによる差別化は「必要経費」として有効なツールとなります。

 

内覧前の準備:実践的チェックリスト

 

カーテンの状態確認


いつも売主様にお願いしている基本的なメンテナンス:
 

✅ 汚れやシワの除去(洗濯・アイロンがけ)

✅ 破れや傷みの修繕

✅ タッセルやフックの動作確認

✅ レースカーテンの透明感チェック
 

お勧めする見た目の最適化:
 

床から1〜2cm浮かせる長さに調整

窓幅の2〜2.5倍のゆとりでドレープ作成

✅ カーテンレールの天井近くへの設置

✅ タッセルでの美しい束ね方
 

重視する内覧時の設定


照明・採光の最適化:
 

日中でも全照明を点灯

カーテン全開で自然光を最大活用

✅ 各部屋の用途に応じた開閉調整

✅ プライバシーへの配慮(レースカーテン活用)
 

清掃と整理整頓:
 

✅ 窓ガラスの清掃

✅ カーテンレール周辺の清掃

✅ 室内の整理整頓

✅ 生活臭の除去・換気

 

低コストで実現する高効果DIY手法

 

実感している掃除・整理整頓の圧倒的効果


注目している市場データによると、売却前にフルリフォームを実施する売主は3割未満で、約75%は「ハウスクリーニング程度」で売却に出しているのが現状です⁽¹⁰⁾。しかし、これまでの経験では、この基本的な対応こそが極めて重要です。
 

実感している掃除・整理整頓の効果:
 

「大切に管理されている物件」という印象

「生活をイメージしやすい」空間の創出

早期売却・高評価につながる好循環
 

お勧めするプチ・ホームステージングの活用


最近では、100円ショップやIKEAの手頃な雑貨を活用した「プチ・ホームステージング」がSNSで話題となっています。これらの低コスト手法により、センス良く空間を演出することが可能です。
 

お勧めする無料サービスの活用:
 

◯不動産仲介会社の無料ホームステージング

◯専任媒介契約者向けの無料サービス

◯ハウスクリーニングサービスの提供

 

よくいただく質問と回答

 

Q1. 古いカーテンはそのまま残すべき?


回答: 著しく古い場合は交換を検討しましょう。汚れが目立つカーテンは「メンテナンスが行き届いていない家」という印象を与え、清潔感を大きく損なう可能性があります。
 

Q2. 個性的なカーテンが気に入っているのですが…


回答: 売却時は多くの人に受け入れられる選択が有効です。個性的なものは特定の買主には好まれても、多くの人には受け入れられにくい傾向があります。
 

Q3. レースカーテンだけでも効果はありますか?


回答: レースカーテンは光を適度に取り入れながらプライバシーも確保できるため、多くの場合で効果的です。動画でも推奨されている実用的な手法です。
 

Q4. 費用をかけすぎるリスクはありますか?


回答: 調査によると、フルリフォーム物件が必ずしも高値で売れるとは限らないことが判明しています⁽¹⁰⁾。「買主が自分好みにリフォームしたい」というニーズも多く、過度な投資は避けるべきです。

 

まとめ:経験から学ぶ科学的根拠に基づくカーテン戦略


不動産売却における「カーテン」の重要性について、実体験と複数の業界データを基に詳しく解説しました。
 

実感している実証済みの効果


ホームステージング全体の効果⁽¹⁾:
 

売却期間:3分の1〜5分の1に短縮

価格上昇:平均23万円(2017年時点)

売却期間短縮:69.1%(2023年調査)※期間が短縮したと感じた回答の合計⁽¹⁾(p.6)
 

実感しているカーテン演出の心理的効果:
 

明るく開放的な空間によるポジティブ印象

色彩心理学に基づく空間の広がり感

素材の質感による雰囲気の演出
 

実践している重要ポイント


①⭐ 内覧時はカーテン全開+全照明点灯で明るさを最大化

②⭐ 物件の特性(日当たり・眺望・プライバシー)に応じた適切な調整

③⭐ ニュートラルカラーで万人受けする印象作り

④⭐ 費用対効果を重視した段階的投資

⑤⭐ 担当営業マン・専門家との連携による最適化
 

投資判断の指針

カーテンを含む室内演出は、売却活動において「必要経費」として位置づけることが重要です。特に競合物件が多い市場では、差別化ツールとして高い効果を発揮します。
 

ただし、立地・価格・物件状況などの基本的要素が最も重要であり、カーテンの効果は補完的なものであることも理解しておきましょう。適切な投資により、「費用をかけすぎない範囲で最大限の演出効果」を実現することが成功の鍵となります。
 

私たち株式会社あおぞら不動産では、このような細かなポイントまで配慮した売却サポートを行っています。不動産売却でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。あなたの不動産売却が成功することを心より願っています。
 

参考資料:

①日本ホームステージング協会『ホームステージング白書2017』p.3-4、『同2023』p.5-6

https://homestaging.or.jp/wp-content/uploads/2024/12/2017HS_WhitePaper.pdf

②ダイヤモンド不動産研究所「ホームステージングは売却に効果あり!? 実際のマンションで実践してみた結果は?」(2018年)

https://diamond-fudosan.jp/articles/-/173674

③板硝子協会レポート「窓の生理的・心理的効果とその魅力」(2016年)

https://www.itakyo.or.jp/upload/kouka_miryoku.pdf

④米国不動産業者協会(NAR)『Profile of Home Staging 2023』p.15

⑤ 名古屋 富士不動産「不動産売却時に行うホームステージングとは?」(2024年)

https://fujifudousan.co.jp/post-1758/

⑥ 株式会社ナイスコーポレーション「内覧時にこんな箇所を注目しています!」(2024年)

https://nais-baibai.com/staffblog/不動産物件の購入検討者は、内覧時にこんな箇所/

⑦ ウィズユー不動産「内覧者の印象アップにつながるポイントとは」(2025年)

https://wy-re.com/blog/column/32/

⑧ Re:HOME「部屋を広く見せる3つの注目ポイント」(2022年)

https://www.rehome-japan.com/contents/make-the-room-look-spacious/

⑨ びっくりカーペット「部屋が広く見えるカーテンの色は?」(2023年)

https://bicklycarpet.co.jp/column/curtain/2301217-20/

⑩ しんどう不動産「マンション価格とリフォーム程度の関係」調査データ(2012年)

https://shindo-f.com/realestate_data_01-8.html

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