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不動産売却コラム
ねこ好きさんに届けたい。傷だらけの我が家を「リノベ素材」として売る知恵

ねこ好きさんに届けたい。傷だらけの我が家を「リノベ素材」として売る知恵

「そろそろ広い家に住み替えたいな」
そう思ってリビングを見渡したとき、あなたの視線はどこで止まりますか?

 

壁紙の下の方にある、愛猫がガリガリと研いでしまった無数の引っかき傷。
あるいは、愛犬がフローリングを走り回ってできた、無数の細かい傷跡。

 

「……これ、他人に見せるの恥ずかしいな」
「こんなにボロボロじゃ、査定額をすごく下げられるんじゃないか」
「不動産屋さんに『しつけがなってない』と思われたらどうしよう」

 

そんな不安が頭をよぎり、不動産会社への電話をためらっていませんか?

 

ネット上には「リフォームして綺麗にしましょう」という記事もあれば、「そのままで大丈夫」という記事もあり、何が正解か分からなくなってしまいますよね。

 

結論から申し上げます。
「高額なフルリフォーム」は不要(経済的に損)です。
しかし、「何もしなくていい(掃除もしない)」というのは大きな間違いです。

 

この記事では、多くのペットオーナー様の住み替えをサポートしてきたあおぞら不動産が、「無駄なリフォーム費用はかけず、傷だらけの家を魅力的な『リノベ素材』として、次のねこ好き・いぬ好きさんにバトンパスするための知恵」をお伝えします。

 

甘い言葉だけの気休めではなく、あなたを守るための「不動産取引の真実」を知ってください。

 

 

第1章|なぜ「恥ずかしい」と思うの?売主が抱える心のブレーキ


私たちはこれまで、多くの女性オーナー様からご相談を受けてきました。
みなさん最初は、「家が汚くてすみません…」と申し訳なさそうにおっしゃいます。
なぜ、ペットと暮らす女性は、ここまで「恥じらい」を感じてしまうのでしょうか?

 

1. 「傷=管理不足」という自分への責め


真面目な方ほど、壁の傷や床のシミを見ると「私がちゃんと管理できていなかったからだ」と自分を責めてしまいます。
「綺麗な状態で維持できなかった=飼い主としての能力が低い」という思い込みが、他人(査定員や購入希望者)を家に招き入れることへの心理的ハードルを高くしています。

 

しかし、プロの視点から言わせてください。
動物と暮らしていれば、傷ができるのは当たり前です。
私たちは数多くの物件を見てきましたが、猫ちゃんがいる家で壁が無傷だったことはほとんどありません。それは「管理不足」ではなく、そこで元気に生きていた「証(あかし)」です。恥じる必要は全くありません。

 

2. 自分では分からない「ニオイ」と「アレルギー」のリスク


「傷」は目に見えますが、もっと怖いのは「ニオイ」です。
人間の鼻は、自分の家のニオイにすぐに慣れてしまいます(順化)。だからこそ、「私には分からないけれど、他人が入ってきたら『獣臭い』と思われるんじゃないか?」という疑心暗鬼に陥りやすいのです。

 

また、購入希望者が気にしているのは「不快感」だけではありません。「動物アレルギー」です。
「見えない毛やフケが残っていて、子供が喘息になったらどうしよう」
買主のこの不安を解消しない限り、どれだけ内装が立派でも、検討の土台には乗らないのが現実です。

 

第2章|リフォームは不要!でも「清掃」は絶対に必要な理由


「査定の前に、壁紙だけでも張り替えた方がいいでしょうか?」
よくいただく質問ですが、私たちの答えは「大規模なリフォームはNO、徹底的なクリーニングはYES」です。

 

1. 「リフォーム」は無駄金になるリスクが高い


今、ペット可の中古マンションを探している買主の多くは、「ペットのためのリノベーション」を前提としています。

 

「猫のために、壁にキャットウォークを付けたい」
「犬の足腰に優しい、滑りにくい床材に張り替えたい」

 

もしあなたが良かれと思って300万円かけて内装をフルリフォームしても、買主が「自分好みに作り変えたい」と考えていたら、その300万円は「無駄金(回収できない投資)」になってしまいます。
現代の市場では、中途半端に綺麗な物件より、安く買えるボロボロの物件(リノベ素材)の方が好まれる傾向にあります。

ペット可マンション売却における「フルリフォーム」と「オゾン脱臭+清掃」の費用対効果比較図。無駄な出費を抑え、賢く売るための選択肢。

 

2. 「リフォーム不要」=「汚くていい」ではない!


ここで注意していただきたいのは、「現状有姿(ありのまま)」とは、「不潔なままで良い」という意味ではないということです。

 

壁紙の破れや床の傷は「リフォーム(設備の交換)」の領域なので、そのままで構いません。
しかし、ペットの毛だまり、黒ずみ、排泄物の跡といった「生理的な汚れ」は別問題です。
これらは「生活感」を超えて「不衛生」と判断され、買主に強烈な拒絶反応(生理的嫌悪)を与えます。

 

したがって、壁紙を張り替える必要はありませんが、プロによるハウスクリーニング(清掃)だけは必ず実施し、「清潔感」を担保することが高く売るための最低条件です。

 

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第3章|ニオイと傷を「武器」に変える!あおぞら不動産流・売却テクニック


では、具体的にどうすればよいのでしょうか?
安易なDIYは逆効果になることもあります。プロが推奨する「本当に効果のある3つの秘策」をご紹介します。

 

【秘策1】換気やファブリーズはNG。「オゾン脱臭」へ投資せよ


壁の傷は「直せばいい」と思えますが、染み付いたニオイ(アンモニア臭など)は成約率を大きく下げます。
ここで絶対にやってはいけないのが、「市販の消臭スプレーや芳香剤で誤魔化すこと」です。
ペットの有機的なニオイと人工香料が混ざると、さらに不快な「混合臭」になります。また、建材の奥まで染み込んだニオイは、換気程度では消えません。

 

唯一の正解は、プロの特殊清掃業者による「オゾン脱臭(OST)」です。
費用は数万円〜十数万円程度かかりますが、これは「コスト」ではなく、数百万円の値下げを防ぐための「必要な投資」です。
高濃度のオゾンでニオイの元を化学分解・殺菌します。
※注意:コンクリート深部まで尿が浸透している場合などは完全除去が難しいこともありますが、空間のニオイをリセットし、アレルギー物質を抑制する効果は絶大です。

 

【秘策2】広告写真は「加工厳禁」。バーチャル・ステージングを使う


ボロボロの部屋の写真だけでは、ネットでの見栄えが悪くなります。
しかし、画像編集アプリで「壁の傷や床のシミ」を消す加工は絶対にやってはいけません。
これは景品表示法における「優良誤認表示」にあたり、違法行為となるリスクがあります。

 

正しい使い方は、「現在の傷だらけの写真」はそのままで、CGで家具を配置した「バーチャル・ステージング」を活用することです。
「今はボロボロですが、家具を置くとこんなイメージになります」という未来を提示することで、嘘をつかずにネガティブをポジティブに変換します。

 

【秘策3】内覧時の「生活感消し」マナー


購入希望者が内覧に来る時だけは、徹底してリスク管理を行います。

 

トイレ・餌皿は完全撤去
どれだけ掃除してあっても、トイレが視界に入ると「排泄」をイメージさせます。内覧中はベランダや収納の見えない場所へ隠してください。

 

ペットは避難(必須)
「可愛いから見てもらおう」は危険です。買主が動物アレルギーである可能性や、ドアの開閉による脱走事故、咬傷事故のリスクがあります。
内覧中は、ご家族が散歩に連れ出すか、預けるなどして、「ペットが室内にいない状態」にしてください。「ケージに入れておく」のも、アレルギー対策としては不十分であり、吠えるリスクがあるため推奨されません。

 

第4章|法的トラブルを防ぐ「正直申告」のすすめ


「傷やニオイを隠して売ると、後で訴えられる?」
これは非常に重要なポイントです。
2020年の民法改正により、売主の責任は「瑕疵担保責任」から「契約不適合責任」へと厳格化されました。

 

【重要】「現状有姿(そのまま)」の特約だけでは守られません

 

よく「現状有姿で引き渡す(責任を負わない)という特約を契約書に入れれば大丈夫」という誤解がありますが、それだけでは不十分です。
民法第572条により、「売主が知っていたのに告げなかった不具合」については、その免責特約は無効になります。
つまり、ニオイや傷があることを知って隠していた場合、後から「修理代を払え」「契約解除だ」と訴えられるリスクがあるのです。

 

最大の防御策は「全部書くこと」

 

トラブルを回避する唯一の方法は、「物件状況等報告書」や「付帯設備表」に、不具合を具体的に書いて合意することです。

 

・ 「リビングの壁・柱に、猫の爪とぎ跡が多数あります」
・ 「フローリングに粗相によるシミ・変色があります」
・ 「室内で大型犬を10年間飼育していました」

 

これらを包み隠さず書面で伝え、「この状態であることを承諾して買います」というハンコをもらえば、その不具合は「契約の内容」となり、後から責任を問われるリスクを最小限に抑えることができます。
「隠す」のではなく「開示する」。 これが、あなた自身を守る最強の盾になります。

契約不適合責任のトラブルを防ぐ「正直申告」のイメージ図。不具合を隠して訴えられるリスクと、物件状況等報告書で身を守る安全な取引の対比。

 

>契約不適合責任も安心。あおぞら不動産の売却サポートについて

 

第5章|女性スタッフだからできる「共感」の査定


最後に、不動産会社選びについてお伝えします。
ペットと暮らした家の売却で、最も大切なのは「担当者がペットに理解があるか」です。

 

動物に興味がない担当者だと、壁の傷を見て「うわ、これは酷いですね」「これじゃ値段つきませんよ」と、心ない言葉を投げかけることがあります。
ただでさえ「恥ずかしい」と思っている売主様にとって、これは耐えがたい苦痛です。

 

あおぞら不動産のスタッフは、動物が大好きな女性ばかりです。
私たちは、傷だらけの壁を見ても眉をひそめたりしません。

 

「わあ、ここがお気に入りの場所だったんですね」
「元気な猫ちゃんだったんですね、この傷は勲章ですね」

 

私たちは、その傷を「汚損」ではなく、ご家族とペットが過ごした「歴史」として受け止めます。
その上で、「このマンションは猫が2匹飼える希少な物件ですから、この傷があっても欲しがる人は必ずいます!」と、プラスの側面を全力でアピールします。

 

また、私たちは「ペット愛好家の買主」を見つけるのが得意です。
同じ動物好き同士なら、傷やニオイに対しても「あるあるですよね」「リノベするから大丈夫です」と、笑って許容してくれることが多いのです。

 

まとめ:あなたの家は、そのままで価値がある


「家が汚れているから売れない」というのは、思い込みに過ぎません。
特にペットと暮らせるマンションにおいては、内装の傷よりも「ペットと暮らせる環境(管理規約)」そのものに圧倒的な価値があります。

 

どうか、「恥ずかしい」と自分を責めて、住み替えのチャンスを逃さないでください。
ただし、「ニオイ対策(プロの脱臭)」「正直な告知(書面での開示)」だけは、プロのアドバイスに従って徹底してください。それが、あなたを守り、高く売るための近道です。

 

まずは、ありのままの状態を私たちに見せてください。
「うちの子も壁をガリガリするんですよ」なんて笑い話をしながら、一番良い売却方法を一緒に考えましょう。

 

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この記事を書いた人
(株)あおぞら不動産 代表:高倉由浩
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