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ベランダの洗濯物が不動産売却で数百万円の損失を招く理由

ベランダの洗濯物が不動産売却で数百万円の損失を招く理由

こんにちは、あおぞら不動産の高倉です。
 

「家を売却したいけど、生活しながら内覧に対応するのは難しい…」と悩んでいませんか?
 

実は、不動産売却では「生活感」の出し方次第で、売却価格や成約スピードが大きく変わります。特にベランダに干した洗濯物は、買主に与える印象を左右する要注意ポイントなんです。
 

今回は、横浜市で長年不動産売却に携わってきた私が、「不動産売却時の生活感対策」について詳しくお話しします。内覧時に避けるべき生活感の演出や、洗濯物が与える具体的な印象、そして高く早く売るためのコツを見ていきましょう。

 

「生活感」が売却に及ぼす5つの悪影響

 

長年この業界にいて痛感するのは、過度な生活感が買主の購入意欲を削いでしまうことです。特に次の5つの悪影響について詳しくお話しします。
 

1. 第一印象の低下


物件の第一印象は内覧開始直後の数秒で決まると言われています。これは本当に重要な要素なんです。生活感が強いと清潔感や広さが損なわれ、「なんだか狭そう・汚れていそう」という印象を持たれがちです。例えばベランダに洗濯物が干してあると、物件写真にも写り込んでしまい、内覧前から買主の関心を失わせる可能性があります。
 

2. 物件価値の過小評価


散らかった生活感は「きちんと手入れされていない家」という印象を与えてしまいます。実際の価値より低く見られがちで、買主は「この家は汚れていそうだ」と感じてしまう。結果として値下げ交渉につながったり、同条件でも生活感を抑えた物件より低い価格で評価されてしまうことがあるんです。
 

3. 内覧時の注意散漫


内覧では本来、間取りや日当たりなど物件そのものをチェックしたいはず。しかし生活感が強いと、買主の視線は生活用品に奪われて肝心のポイントに集中できなくなる。特にベランダいっぱいの洗濯物は目立つため、せっかくの眺望や採光の良さをアピールする機会を逃してしまうんです。
 

4. 買主の想像力を阻害


買主は内覧時に「ここに住んだら…」と自分の生活を重ねて想像するものです。しかし売主の生活感が前面に出ていると、自分の暮らしをイメージしづらくなってしまう。逆に、家具配置を工夫したモデルルームのような演出を施すことで、購入希望者は生活を具体的にイメージしやすくなるんです。生活感を抑えることは、買主に「自分がここで生活する姿」を思い描いてもらう上で大切なんですよ。
 

5. 清潔感への疑念


見知らぬ人の生活用品——例えば干しっぱなしの洗濯物——を見ると、買主は無意識に「この家は清潔に使われているのかな?」と不安になります。特に他人の洗濯物が目に入ると、家全体の清潔さまで疑われてしまい、購入意欲を下げる一因となりえるんです。

横浜不動産売却|『生活感』が売却に及ぼす悪影響


 

特に注意すべき「ベランダの洗濯物」が与える致命的な印象



上記の中でも、特に「ベランダの洗濯物」が買主に悪い印象を与えるケースが多いんです。具体的には次のような問題があります。
 

日当たり・風通し確認の妨げ


ベランダは物件の日当たりや風通しを確認する重要ポイントなんです。ところが洗濯物がずらりとかかっていると、日光の入り具合や風通しを正確に把握できません。実際、私たちが手がけた物件で「ベランダの洗濯物を片付けただけで日当たりの印象が大幅に良くなった」という事例があります。買主に物件本来の明るさを感じてもらうためにも、ベランダは何もない状態が理想ですね。
 

広さ・活用イメージの阻害


洗濯物や物干し竿があると、ベランダ本来の広さや使い勝手を把握しづらくなってしまいます。買主は「ここに自分なら椅子を置いて寛げるかな」「子ども用プールを広げられるかな」などと想像したいものですが、生活感が強いとそれができない。特にファミリー層がターゲットの場合、ベランダは大事な検討材料なので、何も置かれていない状態で見せるのがベストです。

横浜不動産売却|ベランダの洗濯物が与える致命的な印象


 

「生活感」を抑える具体的な方法



では、実際にどのように生活感をコントロールすれば良いのでしょうか。私が長年の経験から学んだ具体的な対策をお教えします。
 

内覧前に徹底する洗濯物対策


内覧日が決まったら、前日までにベランダの洗濯物を全て取り込んでください。物干し竿やハンガー類も可能な限り外しておきます。また当日は洗濯自体を避け、どうしても必要な場合は乾燥機を使うか、室内の見えない場所(浴室乾燥機など)で干す工夫をしてください。「毎日片付けるのは大変…」と感じるかもしれませんが、数百万円の価格差につながる可能性を考えれば、この手間は決して無駄ではありません。
 

ベランダ・室内の整理整頓


洗濯物以外にも、ベランダ自体をスッキリ見せることが重要です。植木鉢や園芸用品は最小限にし、自転車や子どもの遊具など大きな物も内覧前には片付けましょう。掃除用具やバケツなど生活感のある物も視界に入らない場所に移動します。さらに床や手すりはしっかり清掃し、サビや汚れが酷い場合は簡単に補修しておくと、「きちんと手入れされた家」という印象を与えられます。
 

室内では、生活感を感じさせる私物を可能な限り収納してください。例えばリビングや寝室では散らかった雑誌やリモコン類を片付け、キッチンは調理器具や調味料を出しっぱなしにしないようにします。バスルームや洗面所もタオル類や歯ブラシなどは見えない収納へ。お子さんのおもちゃは専用ボックスにまとめ、ペット用品も一時的に隠しましょう。全部を完璧に片付けるのが難しければ、特に玄関・リビング・キッチン・ベランダを重点的に整理してください。これらは内覧者が必ず目にする場所で、印象に直結するためです。

 

内覧成功のための3つのポイント



私たちがこれまでの経験から学んだ、内覧を成功させるためのポイントを3つお伝えします。
 

1. 「片付いた空間」より「空の空間」を作る


単に整頓された状態よりも、物が少なく余白のある状態を目指しましょう。家具や収納棚は中身を減らし、空間にゆとりを持たせることで部屋が実際以上に広く感じられます。例えば本棚は綺麗に並べるだけでなく、本の量自体を半分以下に減らしてスカスカにすると、モデルルームのようなスッキリ感が出るんです。ベランダも同様に、「何も無い」状態が理想的ですね。
 

2. 五感すべてに配慮する


内覧時の印象は視覚だけでなく、嗅覚・聴覚・触覚にも左右されます。まず視覚面では前述の通り整理整頓と適切な照明で明るく清潔に見せること。嗅覚面では生活臭やペット臭、生ゴミ臭などがないよう換気・消臭を徹底しましょう。実際、「室内の臭いは意外に気になる」とおっしゃる買主も少なくありません。ペット臭やキッチンの生ゴミ臭を気にする方は多いですね。必要に応じて自然な芳香剤を使うのも良いでしょう。
 

また聴覚面ではテレビや洗濯機の音を止め、可能なら窓を閉めて外の騒音を遮断し静かな環境を作ります。触覚面ではドアノブや手すり、水回りの取っ手など人が触れる場所をベタつきなく磨いておきましょう。五感にわたる心配りが「この家は大切に扱われている」という好印象につながるんです。
 

3. 買主目線でチェックする


自分の家には慣れてしまい、生活感がどこに出ているか意外と気づきにくいものです。内覧前に「初めてこの家を見る買主」の視点で一通りチェックしてみましょう。玄関を入った瞬間に目につくものは何か、各部屋のドアを開けたときに飛び込んでくる光景はどうか、窓の外から室内を見たときに生活感のある物が見えていないか、など細かく確認します。また可能であれば家族や友人に内覧客役をしてもらい、率直な感想を聞くのも有効です。第三者の目で指摘してもらうことで、自分では見落としていた生活感の漏れを発見できるでしょう。

横浜不動産売却|内覧成功のための3つのポイント


 

費用対効果バツグン!「生活感」対策は最高の投資



「生活感を消すためにどれくらいコストや手間をかけるべきか?」とよく聞かれますが、私は断言します。生活感対策は費用対効果が非常に高い売却準備です。なぜなら、多くの場合はお金をかけず工夫と手間だけで大きな効果が得られるからです。
 

例えば、日本ホームステージング協会の報告によると、ホームステージング(家具配置や生活感の排除等)を施した物件の約9割が3ヶ月以内に成約し、成約価格も査定額を上回るケースが増えているそうです。買主に良い第一印象を与えれば、値下げ交渉を抑える効果も期待できますからね。
 

また、「荷物を減らしたくても置き場所がない」という場合には、一時的な収納サービスの活用も検討してみてください。月額数千円〜1万円程度で利用できるトランクルームやコンテナボックスに荷物を預ければ、内覧期間中は家をスッキリ保てます。数万円のコストで数十万円の売却価格アップに繋がったケースもあり、十分元が取れる可能性があります。
 

さらに、最近では多くの不動産会社がホームステージング(売却用に家具や小物で演出するサービス)を提供しています。弊社でもどうすれば内覧時に生活感をなくして印象を良くすることができるかアドバイスができます。専門家の目線で客観的にチェックし演出のご提案をさせていただくため、「自分では気づかない生活感」を効果的に取り除くことができるんです。

 

まとめ:売却成功のカギは「生活感」のコントロール



以上、不動産売却時の生活感対策についてお話しさせていただきました。生活しながら家を売る場合でも、ちょっとした工夫で「モデルルーム」に近づけることは可能です。その積み重ねが高額売却・早期成約への近道になるんです。
 

最後にポイントをおさらいしましょう。
 

ベランダの洗濯物は内覧前に必ず片付ける。物干し竿やハンガーも極力撤去し、買主に生活感を悟られないようにする。
 

室内外の整理整頓を徹底し、空間に余白を作る。特に玄関・リビング・キッチン・ベランダは重点的に片付ける。
 

五感に配慮した内覧環境づくり。嫌な臭いは消し、静かな環境を保ち、清潔な手触りに整える。
 

常に買主目線を意識する。第三者の視点で家全体をチェックし、気になる生活感を潰しておく。
 

必要に応じて収納サービスやホームステージングを活用。プロの力も借りながら理想的な見せ方を追求する。
 

「住みながらの売却は正直大変…」と感じるかもしれません。しかし、この「生活感」対策こそが数百万円の差につながる可能性があります。生活感を徹底的に抑えた物件は、動画内の成功事例でも「想定よりずっと早く、しかも高値で売れた」と報告されています。 また日本ホームステージング協会などの業界調査では、「ホームステージングを実施した物件は、ほぼ 9 割が 90 日以内に成約」し、成約価格も査定額を 1〜5% 上回るケースが多いと報告されています。こうした実例とデータからも、生活感対策の効果は非常に高いことがわかります。ぜひできる範囲から実践してみてください。

 

参考文献

 

①マンション売却の内覧が大変な理由は? 準備と当日の対応を効率化させるポイント
https://ouchi-iroha.jp/sell/articles/sell-192-32157

②ホームステージングは必要?家の売却に与える影響についても解説
https://www.ijiri-kousan.jp/blog/entry-641149/

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